
記憶するために忘れる
人間の脳は無限に記憶ができる、と言われています。しかし、実際には覚えては忘れ、覚えては忘れの繰り返しです。忘れるたびに、思い出せないために、自分に嘆いたりしてしまいます。有名な話ですが、1時間後、人は覚えたことの約56%を忘れてしまうとされています。心理学者のヘルマン・エビングハウスによって、時間と忘却の相関について研究が行われ、彼は「忘却曲線」を導きだしました。
人間の忘却を逆手にとって、忘れる頃(忘れ始めた頃)に再び学習をすることで、効果的な学習を得られることができます。そして、復習を繰り返すことで、記憶として定着させることが可能となります。
思い出すテストを行い、覚えていたか、忘れてしまったか、覚えていれば、次回にテストをするスパンを長くし、忘れていればテストをすればよいのです。単語帳のようなカードをつくり、次回にテストをする箱、など箱に入れ、分類をする、というやり方がありますが、手間も非常にかかります。(逆に手間ひまかけているから覚える、ということもありますが)
忘却する性質を利用した、スマホアプリに「reminDO(リマインドゥー)」https://remindo.co というものがあります。これを使うことで記憶を定着させることができます。
間違えたことは忘れようがない
特に日本人は、間違えてはいけない、ということを気にするので、忘れることが恥だと思うようです。しかし、何度か間違えることによって、記憶として定着をさせることが可能です。
忘れるのは自然です。でも、思い出す練習をすれば“忘れにくくなる”に変わります。
脳が“重要だ”と判断する条件とは?
| 条件 | 脳の反応 |
|---|---|
| 短時間に何度も接触 | 「よく使う情報」と認識し、記憶に残る |
| 自分で思い出す | 「必要な情報」と判断し、記憶回路が強化される |
| イメージと結びつく | 右脳に蓄積され、長期記憶に定着しやすくなる |
このように、人間の脳の特性を生かした、記憶方法というものを活用しながら自習をしてみるとよいかもしれません。
英語学習にどう応用していくか
単語帳は「見るだけ」ではなく「思い出す」練習に使うとよいでしょう。特に年齢を重ねると、思い出すことのほうが重要になってきますし、とくにスピーキングのときには、思い出す力が大事になってきます。
私は英語学習アプリCakeを利用しておりますが、Cakeでは日常表現を覚えていきますが、見ただけでは当然ながら思い出せません。Cakeで出てきた表現を、繰り返し学習してくことが大事だと思い、間違えたフレーズはフレーズ集としてまとめ、それをまとめて覚える、ということもしております。
以上、<早く記憶に残すには>という話題でした。